ドクターコラム レーザー治療やセルゲル法などの自費診療・自由診療(保険外手術)に対する当センターの治療指針
当センターでの脊椎脊髄疾患の治療や手術はすべて保険で認められている治療です。
一方、国が保険で認めていない自費診療・自由診療というものが存在します。
よくご存知なのが、美容整形外科手術がそれにあたります。
脊椎診療では、レーザー治療(PLDD・経皮的レーザー椎間板減圧術)やセルゲル法(椎間板内インプラント挿入)が自費診療にあたります。
国が認めていないということは、安全性、治療効果、長期成績などがはっきりしていない、疾患の治療法としては認めていないという意味でもあります。1カ所の治療でも自費で数10万円、数カ所なら100万円と高額な医療費がかかり、患者様の身体的負担だけでなく、金銭的な負担がかかることになります。
それどころか、これらの自費診療をお受けになった後、症状が改善しないかた、悪化するかたも多くいらっしゃいますが、当センターでの継続治療は困難な状況です。
みなさま、自費診療・自由診療の意味をよくご理解いただき、国が認めた保険治療のみを選択していただければと思います。